次回授戒会は、11月3日(日)12時~ご予約受付中こちらから

位牌や墓石には行年?享年?どちらが良いの?

行年と享年どちらがいい
目次

Q:お位牌に又 墓石に刻むのに 亡くなった歳を書く時に「行年」と書いた方が良いでしょうか?「享年」と書いた方が良いでしょうか?

というお問い合わせを頂きました。
はい これどちらでも良いです。どちらでも構わないです

行年でも享年でもどちらでも問題はございません

本位牌
本位牌


お寺によって、行年と記す場合もあれば
享年と その様に違いがございます
ネットとかで調べますと

行年というのは
この世に生まれて修行をした年なんだ
だから行年は
満年齢で記するんだ

反対に享年て言うのは
享けた歳ですね
天からこの命を受けた年なんだ

だから天からこの歳を
受けた歳の享年だから
これは天から受けたという事は
お腹に宿った
瞬間ですね 十月十日経って
そしてこの世に出産をされます
出産をした時に一歳となります

そして次のお正月を迎えて
お正月で又 一歳とるんですね
だから数え歳で計算をしますと
年が一歳増えたり
二歳増えたりするのは
そういった事でございます

この様に
ネットとかで見るとその様に言われては
いますけれども、でもちょっと昔は

昔は、皆数え年が、普通でした

皆 数え歳だったんです、 皆 数え年で表記をしてた訳です
だから今のこの説明だと。ちょっと合わ無いんですね

数え歳 只ねこの享年って天から受けた歳これもね
天寿を全うされた方にとっては良いかもしれません

でも悲しいかな交通事故だとか事件だとか
若くして亡くなった場合それが天寿を全うしたんでしょうか?
っていう事になると
享年っていうのはちょっと寂しい様な気がしますね

当院では、「行年」「数え年」「歳」をおススメしております

だから私共のお寺では、まあ昔から歴代のものだとか
文献とか調べていきますと私共のお寺では古くから
行年という風に表わす様にしています


多分全国のお寺でも
行年って書かれる所の方が多いと思います

只 新しく新聞等々では
享年と言われるようになりましたので
新しいお墓だとかそういう所には
享年って書かれたりしてる事が
ケースがあるかも知れません

でもこれはどちらでも
間違いでも何でもありませんので
その様に私共のお寺の
方法といいますかね
昔からその様な形をしてるのは

私は行年の 数え歳で

年は、「歳」であらわすのが良いでしょう

年は何歳ですかって難しい方の「歳」と略式の「才」があります
私はこの難しい方の歳の方が相応しいと思います

重々しさが有るからと言いますかですね
そちらの方が私はぴったり来るのでは無いかな?
という風に思います


私共が作る訳では無くて
私共に依頼があった時には
仏具屋さんにお願いをする訳ですけれども

もしイヤイヤ享年の方が良いですよ!とか
略式の才の方が良いです
それはやっぱり

先祖の位牌にわせた形でお造りになるのが一番いい

先祖に合わせた形のお位牌を
作られるのが一番良いと思います

もし先祖初めての
迎えるお位牌であれば
新しい形で作られても
良いと思います

私共がこの行年の数え歳
という事で拘るのも

やはり多くの方は先祖のお位牌には
行年で数え年で刻まれています
だから この数え歳という感覚が
私達にはもうだんだんだんだん
無くなって来ていますよね

満年齢の考え方が統一されたのは、1950年ぐらいから


1950年位でしょうか?
その数え年では無くて
日本人は満年齢で数えましょう
という事に変わって来ました
だからそれから70年位経ちます
だから70歳以降の人は
皆 数え年で言うんですけれども
70歳よりまだ若い方は
皆 満年齢ですよね

だからこの後
あと10年20年すれば
全てが満年齢という事に
なると思います
だけど今の現時点においては
先祖のお位牌には
全部数え年になってるから

私はお位牌はやはり
先祖に合わせた
様な形の数え年で
お作りした方が私は良いと思って居ります

そんな風にですね
どちらでも良いと言ってしまうと
アレなんですけれども

そういう色んな
意味合いもあるんだよ

だから私共では 行年の数え歳
そして難しい歳という形で
お位牌をお勧めを
して居る訳でございます
有難う御座いました

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次